ボランティア・参加者の声
傾聴活動の感想
- いつも同じお話しの繰り返しですが、帰り道は充実感を感じます。同じ話でも相手がいなければ話せないのですから。
- この施設はお相手が決まっていないので、今日はどんな方かと、不安と期待でどきどきします。
- お住まいはどこ?どんな用事で来られたの?と一時間で何回も聞かれますが、ていねいにお答えすると安心して話しに戻られます。
- 伺っている2、3年のうちに認知症が進み、話しをされないときもあるが、この方の最後まで見届けたいと思う。
- 雑談は嫌い、役に立つ話をして、と言われて困ります。
- 帰るとき、エレベーターに乗るまでずっと手をふってくださるのがうれしい。
- 93歳の女性の方、この地域の歴史や風習などおもしろいお話が聴けます。が、繰り返されるのは戦時の苦しかった暮らしのこと。
- 毎回ご気分の変動が激しいので、あなたはだれ?(何回も行っているのに)、話すことなどない、と言われるときもあり、がっかりして帰ります。定例会で慰めてもらっています。
- 少し疲れていてもがんばって行ったら、元気で朗らかな方にお目にかかって、かえって自分が癒されて元気が出た(デイサービスで)。
第28回公開講座の修了者の声 2019.10.8
20歳代から60歳代までの女性16人が参加・修了されました。
~講座を終えて気づいたこと、感じたこと~(ふりかえりからの抜粋)
- ロールプレイをやって
- 高齢者には近い年齢の者がいいのではと漠然と思っていましたが、ロールプレイを通じて、むしろ若い方が私たちの昔話や悩みの話を聴いてくれることで、気持ちが落ちつくことに気づきました。年齢よりも、聴いてくれる人の姿勢ですね。
- ロールプレイで、話を聴いてもらうという体験を通じて、受け入れてもらえた、共感してもらえた、安心感を感じた。
- 話し手になった時が一番気持ちがよかった。自分も聴いてもらいたいんだなあと感じた。傾聴の、誠意をもって、敬意をもっての態度は日常すべてにおいての姿勢であり、そのように生きていきたいと思います。
- ロールプレイで、具体的に助言頂いたこと・ポイントに、目から鱗が落ちる思いでした。会話の流れでの対応、ケーススタディはわかりやすく、納得のいくものでした。
- 説明や文章では理解できたつもりでしたが、実際にロールプレイをすることで理解が浅かったことに気づきました。
- 何を話そうか、ちゃんと聴けるか、ドキドキでしたが練習できてよかったです。観察者からの意見も参考になりました。自分では聴けていないと思っても、話し手が満足したと言ってもらえるとうれしい、満足するポイントは皆違い、正解はないでしょうが、どうしたら相手の心によりそえるのか、何を伝えたいのか、探しながら、今後成長し続けるよう、頑張りたいと思います。
- 研修を通しての気づき
- 傾聴は、聴くことではなく、よりそうこと。聴く姿勢には心が映るので言葉だけでなく、気持ちをこめて(たとえうまく伝わらなくても)一緒にいる時間を大切に、人と接していけたらよいと思います。
- すぐにアドバイスしたがる自分、元気づけようとする自分に気づいた。
- 話を聴いているつもりでつい助言をしてしまっていた。助言イコール自分が気持ちよくなる行為、と気づいた。
- 講座を通して、受け入れてもらえることを実感しました。今までなかった体験でした。実生活でも、メールでも、聴くこと=一度受け止めること、ができたらと、思います。
- 共感したい、相手の役に立ちたい気持ちはあるが、言葉で表現することが苦手な自分に気づいた。
- 自分の考えと違っている人を時々煙たく思うことがありましたが、これからはどんな人のことでも、まず興味を持つことから始めてみたいと思いました。 傾聴の場でも日常生活でも、人とかかわりを持つときは、礼をもって接することが大切だということを、改めて感じました。
- 年が離れていても会話するのが楽しい。人とふれあうことが好き。毎週とても楽しかったです。すがすがしくて、もっと学びたい、心がすっきりしていました。学んだことを活かして、優しく素敵な大人になりたいです。
- 傾聴の難しさを実感! 話しをコントロールしようとせず、とにかく寄り添うという気持ちを軸にすること。
- ことばを使わない場合でも、温かい態度や感じのいいしぐさが必要。自分本位の傾聴にならないため、想像力を養って、相手の立場になって一歩引いた態度で向き合うことが求められていると気づいた。
- 「心をこめて聴く」とはどういうことか、この研修中ずっと考えていました。誠実にていねいに聴くことが「心をこめて」につながるのではないかと思い、基本の精神を忘れないようにしたいと思います。
- 自分の思い込みや経験に振り回されず人の話を聴くことで、自分も新しいことを学べると思いました。人の話しをすぐに判定せず、まずは最後まで聴く姿勢を身につけたいと思います。
- 身近な家族をはじめ人間関係に生かし、さらに知識を得ながらボランティア活動に生かしていきたいです。
- 家族のことなどで、もっと聴いてあげたかったと後悔が残っていましたが、しっかりと聴けるようになりたいと思いました。来てよかった!学べたこと本当によかったです。
- 自分では未経験な老いるという領域は、はかりしれない不安、孤独、寂しさ、複雑な感情があり、話の中、裏に隠された感情によりそうことはとてもむずかしく簡単にはできない。 自分のことをわかっていない部分が多く、まず、自分の声、感情を聴き、よりそいたいと思っています。
- 研修についての感想
- 仕事の関係でさまざまな研修を経験しましたが、このように全員が一人ひとり前向きな姿勢に終始する研修は初めてでした。
- 基礎的なことが上手にプログラムされている5日間でした。深く考えさせられ気づきもありました。
- 実際に傾聴をされている方のお話を聞いたり、手ほどきを受けられ、楽しみながら学ぶことができました。
- 5回にわたる研修を受ける必要があるのか、申込時には迷ったが、受講して本当によかった。さまざまな人の話を聴くのは楽しかったし、学ぶことが多かった。
- 多世代の方と一緒に学べたことは有意義だった。
- 皆さんにお会いできてよかった。
- 皆さん前向きで貴重な体験ができました。
- これからますます必要とされる講座で、もっと発信していったほうがよいのではないでしょうか。