特定非営利活動法人パートナーシップ アンド リスニング アソシエーション(PLA)

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傾聴活動のなかで

いつも同じお話しの繰り返しですが、帰り道は充実感を感じます。同じ話でも相手がいなければ話せないのですから。
この施設はお相手が決まっていないので、今日はどんな方かと、不安と期待でどきどきします。
お住まいはどこ?どんな用事で来られたの?と一時間で何回も聞かれますが、ていねいにお答えすると安心して話しに戻られます。
伺っている2、3年のうちに認知症が進み、話しをされないときもあるが、この方の最後まで見届けたいと思う。
雑談は嫌い、役に立つ話をして、と言われて困ります。
帰るとき、エレベーターに乗るまでずっと手をふってくださるのがうれしい。
93歳の女性の方、この地域の歴史や風習などおもしろいお話が聴けます。が、繰り返されるのは戦時の苦しかった暮らしのこと。
毎回ご気分の変動が激しいので、あなたはだれ?(何回も行っているのに)、話すことなどない、と言われるときもあり、がっかりして帰ります。定例会で慰めてもらっています。
少し疲れていてもがんばって行ったら、元気で朗らかな方にお目にかかって、かえって自分が癒されて元気が出た(デイサービスで)。

養成講座を修了して

以前の自分は、自分の価値観だけをもとに相手を認識し、判断していたことがわかった。
人の話を聞くことが得意だと思っていたが、改めて難しさに気がついた。ニュートラルに居ることを意識したい。
短い時間の中で相手の方に寄り添い、声にならない気持ちをくみ取ることは、想像以上に難しいことだと感じた。
3人組ロールプレイでは、たくさんのことを学び良い体験となった
共感的理解を持ち、上からでもなくまた引っ張るのでもなく、横に寄り添って一緒にただようことが大切。
相手の身になって話を聴いて、その思いを共有し、自分の意見や結論を出さなくて良いということが大切ですね。
傾聴モードのとき、聴くことだけでなく、自分の話し方にも注意するようになった
「揺れつつも動ぜず」「普段から感受性を高め、柔軟な心を持つこと」という言葉が心に残っている。
「一人じゃないんだ」と思えたり、帰った後に何か嫌なことが起きても、「あの人なら一緒に考えて前に進んでくれるはず」と安心を感じてもらえるのが、傾聴の力だと思う。
男性高齢者が増加するので、このような傾聴ボランティアを増やしたい。